ファイティング・ファミリー (ネタバレ)
2020/07/05 00:00 | 映画(2019) | TRACKBACK(0) TOP
2020/07/05 00:00 | 映画(2019) | TRACKBACK(0) TOP
原題:Good Boys
2019/アメリカ 上映時間90分
監督・脚本:ジーン・スタプニツキー
製作:エバン・ゴールドバーグ、セス・ローゲン、ジェームズ・ウィーバー
製作総指揮:ネイサン・カヘイン
脚本・製作:リー・アイゼンバーグ
出演:ジェイコブ・トレンブレイ、キース・L・ウィリアムズ、ブレイディ・ヌーン、モリー・ゴードン、リル・レル・ハウリー、ウィル・フォーテ、ミドリ・フランシス、ミリー・デイビス
パンフレット:★★★(820円/長谷川町蔵さんのコラムと音楽解説のページが良かった。写真に落書きがしてある仕様も好き)
(あらすじ)
小学6年生のマックス、ルーカス、ソーの3人組は女子たちから「初キス・パーティ」に誘われるが、キスの仕方が分からないので早速リサーチを開始。オトナの世界に好奇心が止まらない3人だったが、そんな中、マックスの父親の大事なドローンが壊れてしまう事件が発生。父親が仕事から戻る前に、遠く離れた隣町のショッピングモールまで行って新品のドローンを手に入れなければならなくなってしまい……。(以上、映画.comより)
80点
僕はもう47歳のオッサンですから(苦笑)、「今さら少年たちが主人公の青春コメディを観てもなぁ… ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」という気持ちがありましてね。正直、それほど観る気はなかったんですけど、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の「ムービーウォッチメン」のリスナー枠に選ばれたので、とりあえず観ることに決定(その後、今週の「ムービーウォッチメン」の課題映画になった)。6月24日(月)、TOHOシネマズ新宿にて、シネマイレージ会員割引を利用して、「ANNA アナ」とハシゴしてきました。「いいハナシじゃないか ( ´_ゝ`) エラソウ」と思ったり。
8番スクリーン、観客は15人ぐらいでしたよ。
鑑賞後の僕の気持ちを代弁するグレート巽を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。
2020/07/02 23:40 | 映画(2020) | TRACKBACK(0) TOP
鑑賞後の僕の気持ちを代弁する宮本武蔵を貼っておきますね(「刃牙道」より)。
実は少し期待してた。恥ずかしながら、堀潤さんが地道にジャーナリスト活動をされていたことは知らなかったので(すでに「変身-Metamorphosis」なんて映画を撮っていたことも知らなんだ)、「こんな映画を撮るなんて、スゴイじゃん!(*゚∀゚)」と感心したし、何よりも「分断」というテーマが良いなぁと思って。最近は、何らかのトピックスがあると、すぐに極論同士がぶつかり合って分断状態になりがちですが、人間はそんなに白黒 or 右左に分けられるほど単純ではないワケで。そういうことを描くのかなぁと思っていたら、まぁ、そういうことを描いてはくれるものの、ううむ、ごめんなさい、全体的にスゲー中途半端だった印象。映画が始まると、監督が実際に足を運んで取材した「香港のデモ」「福島県の復興住宅」「難民を受け入れない東京入国管理局」「沖縄の基地反対」「中国化するカンボジア」「パレスチナ・ガザ地区」「北朝鮮の大学生交流会」などの「分断が起きている現場」の映像が流れていくんですけど…。なんて言うんですかね、いろいろな場所を扱っている分、深く掘れないのは仕方ないにせよ、とは言え、だからと言って各パートとも「分断」というテーマをしっかり描けているといったら微妙だったんじゃないでしょうか。
例えば、序盤に流れる「香港のデモ」では、警察がデモに参加した市民を銃撃するシーンが映されていてなかなかショッキングだったものの(あの程度で発砲してビックリ!)、「でも、警官側の若者たちも同じだ」みたいなナレーションをボンヤリ流されて、スゲー萎えたというか。「それはあなたが代弁するのではなく、向こうの言い分を取材してよ」って思っちゃう。逆に「沖縄の基地反対」では、米兵の言い分も流すんですが、残念ながら取材相手がお偉いさんではないだけに通り一遍の話しかできないから、時間の無駄に感じたし…(その「通り一遍」感を出したかったにせよ、不要だと思う)。その地に暮らす人=小さい主語を映すことで分断を描きたいんでしょうけど、ほとんど片方の意見だし…。志は高いけど力不足に感じたというか。もうちょっと場所を絞って描いた方が良かったんじゃないかなぁ。ハッキリ言って、期待していた分、少なからず落胆いたしました。一応、オチを書いておくと、「俺たちの戦いはこれからだ!ヽ(`Д´)ノ」的に終わってたような気がします(うろ覚え)。
ということで、僕の気持ちを代弁する烈海王を貼っておきますね(「バキ」より)。
「真実を見極めるためには、主語を小さくする必要がある」というのは本当に同意なんだけど、小さい主語が多すぎて作品が散漫になってたというか、ごめんなさい、ドキュメンタリーとして面白くなかったです。方向性や題材は違いますが、「ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る」を観た時のことを思い出しましたよ。同名の単行本を読んだ方がわかりやすいのかなー。ただ、僕的に本作はイマイチでしたが、真っ当なジャーナリスト活動をしている堀潤さんの姿勢は尊敬できるのでね、「次を待つ (゚⊿゚)」という気持ちでございます。まぁ、何はともあれ、所詮は偏差値低めのブログなのでね(苦笑)、興味がある方はぜひ観てみてくださいな。
堀潤さんによる同タイトルの単行本。興味はあるんですがー。
2020/06/22 19:00 | 映画(2020) | TRACKBACK(0) TOP
鑑賞後の僕の気持ちを代弁する本部以蔵を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。
内容をザッと書いておくと、時は2012年、「アラブの春」に触発されて民主化を求める平和的なデモは、政府側に暴力的に鎮圧されていくも、ジャーナリストに憧れる学生ワアドはスマホで撮影するエブリデイ。2015年になると、ロシアが軍事介入してきて、状況はさらに悪化しましてね。そんな中、医師を目指す若者ハムザと出会い、夫婦となった2人の間に娘が生まれたので、平和への願いをこめて「サマ」(「空」という意味)と命名するも、内戦は激化する一方で、彼女たちが住むアレッポも空爆されまくり。最終的にはハムザの病院も爆撃されてしまい、2016年12月にアレッポは陥落。家族で街から這々の体で脱出して、映画は終わってましたよ。
最後は、少し成長したサマが映って終わってましたよね、確か。
まぁ、予想通りではありつつも想像以上にヘビーというか。ジャーナリストの視点からの「ラッカは静かに虐殺されている」、ホワイトヘルメットの立場からの「アレッポ 最後の男たち」とはまた違って、「母」「家族」「医療従事者」という目線で撮影されている感があって(まぁ、ワアドは母であり、ジャーナリストでもあるんですけどね)。「ロシアの容赦ない空爆」に「次々と死んでいく市井の人々」と、スクリーンに映し出される事象は相変わらず凄惨ながらも、「家族の絆」や「守られる命」なども見せられる分、ちょっと希望が持てる感もあったという不思議。
一番そう感じさせられたのは「呼吸をしていない赤子が息を吹き返すシーン」で、正直、僕はもう死んじゃったと思っていただけに、観るのがスゲー辛かったんですが、赤子が生を取り戻した時は、本当に感動した。もちろん無理なケースも多々あるとは思いますけど(汗)、あれほど絶望的に見える時でも何とかなるんだと。最後の最後まで諦めなかったハムザはマジで尊敬したし(あんなシーンを撮りきったワアドもスゴい)、価値観がアップデートされたというか。あの場面だけでも、僕はこの作品を観た価値があったし、いい勉強をさせていただきました。
僕の気持ちを代弁する北辰会館の志門剛俊を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。
とはいえ、同じ「子を持つ親」としては、非常に乗れないところもあって。僕はこんなリスキーな現実世界で子どもを育てるという行為を少し恐れている部分があって。率直に書くと、2011年3月11日の後だったら、子どもを作らなかったかもしれないと思うぐらいなんですよ。で、本作のワアドなんですが、一旦、家族でアレッポを離れることになるも、その後、迷いながらも子どもを連れて戻るんですね。要は「多くのアレッポの市民が危険にさらされている中、彼女たちが逃げれば『自分だけ助かればいい』という姿を子どもに見せてしまう」ということであり、劇中で自分の行動を「時間を巻き戻せても同じことをする」と語るワアドはほとばしるほど立派だとは思いますが…。
でも、それって無事だったから言えることであり、もし子どもが死んでたら? 死なないまでも子どもが何らかの障害を負っていたら? 理念よりも何よりも「子ども自身の安全」を優先すべきじゃないの? もちろん彼女自身も迷いながら選んだ行動と言動であり、決して責められないけど、ごめんなさい、それでも僕は結構イラッとしたというか、そんな話を美談にはしたくないと思った…ってのは、「どこか遠い国で起こった大惨事、TVで眺めてる幸せな午後三時」ってな暮らしを送っている日本人が偉そうに言えることでもないんですがー。
まぁ、僕なんぞはこう言われても仕方ない話ですな…(「範馬刃牙」より)。
って、浅薄な文句を付けちゃいましたが(汗)、とはいえ、彼らの行動の数々は「僕にはとてもムリだ (・ω・;)」と心底尊敬できたし、命がけで作っただけあって、とにかくスゴいドキュメンタリーだと思いましたよ(小並感)。非常に悲しいことに、世の中には「そうだ難民しよう」なんて浅薄で稚拙な「表現」をしちゃう愚かな人間もいるワケですが(偽装難民の問題はないワケじゃないけど、この手の人は実際の難民が困ることには考えが及ばない様子)、いろいろと視野が広がると思うのでね、多くの人に本作を観てほしいと思います。おしまい。
2020/06/21 23:20 | 映画(2020) | TRACKBACK(0) TOP
そんなワケで、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令される前の4月2日(木)、横浜のシネマ・ジャック&ベティのメンズデー割引を利用して、「山中静夫氏の尊厳死」→「わたしは分断を許さない」→「娘は戦場で生まれた」→「レ・ミゼラブル」→「TRAVERSE トラバース」と5本観てから鑑賞いたしました。「そうだったのか…ッ (`Δ´;) ヌゥ」と思ったり。
2020/06/19 01:40 | 映画(2020) | TRACKBACK(0) TOP