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メン・オブ・ウォー(ネタバレ)/ありがとうドルフ・ラングレン特集

メン・オブ・ウォー※この記事は、2010年7月1日にアップしたものです。

メン・オブ・ウォー
メン・オブ・ウォー [DVD]

原題:MEN OF WAR
1994/アメリカ 上映時間105分
監督:ペリー・ラング
脚本:ジョン・セイルズ、イーサン・リーフ、サイラス・ボリス
出演:ドルフ・ラングレン、シャーロット・ルイス、B・D・ウォン、アンソニー・デニソン、ティム・ギニー、ドン・ハービー、ティニー・リスター
(あらすじ)
南太平洋の孤島の鉱脈を島民から奪うため、財団が傭兵を島に送る。しかし傭兵たちは温かい島民の迎えに、逆に島を守ることを決心。財団側が再び送り込んだ戦争のプロたちを倒すため、傭兵軍は立ち上がった。(以上、エイガ・ドット・コムより)

予告編はこんな感じ↓(編集する前っぽいですな)




50点


※今回の記事は残酷な画像や描写が含まれますので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。

今週から始まった「ありがとうドルフ・ラングレン特集」。その1本目は「メン・オブ・ウォー」になります。感想は…そこそこ楽しかったです。

まぁ、ありがちなストーリーですよね。「モロに『アバター』じゃねえか!」って思ってみたけど、当然ながらコッチの方が先なので、もしかすると「アバター」を観たとき、「『メン・オブ・ウォー』のパクリじゃねえか!」って思った人もいたのかも…。って、どうでも良いですな。いわゆる“白人酋長モノ”の起源になった映画って、「アラビアのロレンス」とかなんですかね。

で、何はともあれ、実際に観てみたら、この映画男子が好きな要素がしっかり詰め込んでありまして。その要素を個条書きにしてみますね↓


① 仲間集めシーン

傭兵モノの元祖といえる「七人の侍」の時代から、男子は仲間を集めるのが大好き! この作品でも冒頭で“クセのある奴ら”を集めるシーンがあり、悔しいけどやっぱり少しだけ胸がときめいてしまうワケです。

② 分かりやすい悪役

序盤で、“主人公の戦友”という設定の非常に分かりやすいイヤな感じの敵(いかにも「たぶん最後にタイマン張るんだろうな~」って感じの人)が出てくるんですよ。主人公にイチャモンつけるために部下を射殺しちゃったりするタイプです(B級映画にはありがちな展開だけど、実際にこんなことをしてたら部下がついてきませんよね)。本当にムカつく奴なので、「やっちまえ!」感が非常に高まりました。

③ 温かくて素朴な島民描写

「脅しで銃を乱射されても笑顔で拍手ってのはさすがに素朴すぎるだろ」と思いましたが、この手の島民はやっぱり善意の人であり、「精霊が~」とか言わなくちゃね! ここで子供と仲良くする奴は良い人側になる感じがアリアリで、それも良し。主人公だけ最初から「実は良い人」なのを見抜かれていたりとか、キレイな女性の島民(未亡人設定。子供はすでにラングレンに懐いてる感じ)と良い仲になったりするのもお約束ですよね。

④ 自然の中の自然なお色気

男子たるもの、やっぱりエロ要素が入っているとうれしかったりするワケですよ。でも、正直、セックスシーンとなると逆にちょっと気まずい感じがしてしまう…。そんな時、僕がもっともありがたいと思うのが水浴びシーンですよ! 男子たちの目を潤わせつつ、「いや、別にオッパイなんて見たいワケじゃないけどさ、水浴びをしているんだから画面に映るのは仕方ないじゃん?」みたいなエクスキューズを与えてくれるワケです。物語の進行を考えると、そんなに必要はない場面なんですが、サラッと集団水浴びシーンを入れておく心憎さ…。ペリー・ラング監督、信頼できる男だと思いました(現在はあまり活躍してないみたいですが)。


大自然の中では、人間は裸でいる方が自然なのかもしれませんな…(知った風な口調で)。
魅惑の水浴びシーン


⑤ 味方兵士の人選

依頼主の金持ちに厭気が差し、島民側に寝返ったラングレン(「だったら最初からそんな仕事受けるなよ!」なんてツッコミは野暮ですぞ)。そんな彼の味方になった兵士たちは、現地女性と仲良くなった白人(ちょっとヒッピーっぽい)、鼻っ柱の強い女戦士、子供と仲良しになった黒人(敵側にもちゃんと嫌な感じの黒人兵士がいる)という、実にバランスがとれたメンバーで好感が持てました。

⑤ 実は戦闘力の高い島民

ベタな面子も味方になったけど、敵と戦うには心細い…。と思いきや! 島民たちはウォーペイントをして戦う気マンマン。「近代兵器に原始的な武器で対抗」って流れ、ベタだけどやっぱり燃えますよね。しかも、強い! 最後はなんと黒幕の金持ちの首を斬ってきて、戦争を終わらせちゃったりして…(ラングレンはラスボスとタイマンを張るだけ)。正直、「この島民だけでなんとかなったんじゃないの?」とも思っちゃったり。


実に「アポカリプト」っぽくて素敵な場面でした。
ヘッドハンティング!


⑥ 適度な人体破損描写

戦いの場で人体が破損しないなんてことはあり得ませんよ。ロケット砲で人体を粉砕したり、人が丸焦げになったり、手榴弾で爆殺したり、首チョンパ描写があったりと、適度なゴア描写が楽しめたのは実に良かったです。物語中盤の「乱暴を働いた兵士に対して老人が自分の片腕を切り落として抗議」というシーンも、よくわからないけど勢いがあって好きでした。


手斧で手首を切断して抗議! 根性、ありますな~。
抗議で手を切断!


⑦ 哀愁

敵をカラッと倒して「バカどもめ!」って感じの映画も好みですけど、やっぱり味方も死なないと盛り上がりませんよね。“現地女性と仲良くなった白人”が現地女性と一緒に死んでしまったりするところは嫌いじゃないです。あと、戦いの後に島民たちが死を悼む描写もちゃんとあって、適度なウェット感が漂って終わったのも良かったですね。


まぁ、そんなワケでそこそこは楽しめましたが、やっぱりB級映画ではあるので、イマイチなところもかなり多いです。ロケット砲を撃つ方は昼間だったのに、爆発シーンは朝方っぽかったりとか、「雑な仕事だなぁ」と。最後の戦闘シーンとか、味方と敵の位置関係が全然分からなくて、どこをどうすれば勝ち負けが決まるのかが曖昧だから、全然緊迫感がなかったです。ラスボスとのタイマンも大した工夫がない割には長くて、ちょっとゲンナリしました(石斧が折れるシーンは面白かったけど)。最後、ラングレンが女兵士に特殊部隊の記念コインみたいなのをあげるシーンは爽やかだったし、一応、何度も伏線も張ってありましたけど、「必要あるかなぁ」とも思ったり…(「戦いを辞めた」ってことなんでしょうけど)。

でも、男子が暇つぶしに観る分にはそこそこ楽しめる映画じゃないですかね。このころのラングレンは筋肉が少なめで、ちょっとビックリしましたが、それはそれでカッコ良かったです。わざわざ借りるほどではないと思うけど、テレビ東京で放送されていたら観ても良いんじゃないですかね。




ヒロインを演じたシャーロット・ルイスの出世作。あまり面白くなかったような…。

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2012/08/22 21:30 | 映画(2010)TRACKBACK(0)  TOP

ジル・リップス 殺戮者(ネタバレ)/ありがとうドルフ・ラングレン特集

ジル・リップス 殺戮者※この記事は、2010年11月4日にアップしたものです。

ジルリップス
ジル・リップス 殺戮者 [DVD]

原題:JILL RIPS
2000/アメリカ 上映時間94分
監督:アンソニー・ヒコックス
原作:フレデリック・リンゼイ
脚本:ケヴィン・バーンハート、ギャレス・ウォーデル
出演:ドルフ・ラングレン、ダニエル・ブレット、リチャード・フィッツパトリック、クリスティ・アンガス、チャールズ・セイシャス、サンディ・ロス、ゲイリー・ロビンス
(あらすじ)
元刑事(ドルフ・ラングレン)は、残虐極まりない猟奇殺人犯を追っていたが事件は泥沼化していく。そんな中衝撃の事実に突き当たる。(以上、amazonより)

予告編はこんな感じ↓




50点


※今回の記事はSMのプレイ中の画像などが貼られているので、そういうのが苦手な人は読まないほうが良いです。

「ありがとうドルフ・ラングレン特集」もやっと19本目ということで、今回はラングレン初の「戦慄のサイコ・サスペンス・アクション!!」(ビデオジャケットより)の「ジル・リップス 殺戮者」を観てみました。ラングレンのやる気は感じられましたよ!

主役がラングレンということで、「どうせ猟奇殺人犯を追う中でカーアクションとか景気の良い爆破シーンとかあって、最後はタイマンで倒して『イェーッ!』みたいな感じなんでしょ」なんて思って観ると、肩透かしを食らうことは間違いなくて。アクション要素は非常に少なくて、この映画はむしろラングレン初のハードボイルド作品といった感じなんですよね。ちなみにタイトルの「ジル・リップス」は劇中で新聞社が“女性版ジャック・ザ・リッパー”として勝手に犯人に名付けたあだ名だったりします。


新聞に「JILL RIPS」という報道が!
新聞報道


今回のラングレンは元警官のアル中という設定。1977年のボストンを舞台に「兄を殺した犯人を追ううちに倒錯したSMの世界に足を踏み入れてしまい--」というハードボイルド小説で10回は読んだような話ではあるんですが、「亀甲縛り状態で刺殺されまくった死体」「グロめの死体写真」「頭がグチャグチャになった亀甲縛り状態の死体」など、今までのラングレン映画にはなかったような過激な描写が次々と出てくる上に、ハードなセックスシーンまで出てくるので(女性の股間にボカシが入る!)、かなりビックリさせられました。


女王様と対峙するラングレンなんて超珍しい!
女王様登場

自ら体を切り刻まれる人や…。
切り刻まれる人

こういうよく分からないプレイをする人なども登場。
楽しそうなプレイ

ラップにくるまれてるこの人は何が楽しいんでしょうか。
ラップにくるまれてる人

特撮モノにこんな敵が出てきたような…。デアデビルっぽい。
全身レザー


まぁ、最初は「地質学者の兄は地下鉄工事に反対していたから、建設業者のジム・コンウェイ(チャールズ・セイシャス)に殺された!」「変質者に見せかけるため、その手下のSM専門のポン引きのジョー・クジャビア(Victor Pedtrchenko)に殺させたに違いない!」と思って捜査してたら、なんと兄がSMにハマッていたことが判明。「コンウェイはそのプレイを隠し撮りしたフィルムを持っていた→兄に工事に反対されたら脅すだけで良かった」ということで、容疑者はフランシス(クリスティ・アンガス)というブロンドの女王様に。彼女の犯行を暴くため、ラングレンは自らSMに挑戦することになるんですよ↓


亀甲縛り状態で吊るされてブーツを「舐めろ!」と命令されるラングレン(カメラは逆さになってる)。この後、スゲー嫌な顔で舐めてました。
お舐め!

ボールギャグまでかまされてピンチに陥ったところに救いが! ラングレンの体当たり演技ですな。
いきなり射殺!


で、危機一髪と思われた時、友人の刑事エディ(リチャード・フィッツパトリック)が乗り込んできてフランシスを射殺してくれるんですが、実はフランシスが手に持っていたのは羽がついた棒みたいなモノで、単にラングレンをくすぐろうとしていただけ→射殺は誤射だったことが判明。ただ、タンスの中にナイフが入ってたので、「やっぱりコイツが犯人だよ」ということで、一件落着ムードになるんですが…実は映画序盤から出ていた兄の妻であるアイリーン(ダニエル・ブレット)が真犯人でして(兄とは半年前に結婚していて、ラングレンの実家に居候中だった)。

このアイリーン、かなり境遇が酷いんですよ。まず、母親は売春婦だったんですが、ポン引きのクジャビアに撲殺されて、遺体はゴミ箱に放置(しかもクジャビアの情婦のメアリーがアリバイを偽証したため、クジャビアは無罪)。その後、姉妹のフランシスとともに養父母に引き取られるんですが、義父に犯されまくる日々がイヤになり、街に出て売春婦→いつしかSMの女王様に。月日が経って、ラングレンの兄と出会って結婚。普通の生活を送ろうとするものの、兄に素性がバレてしまって、兄の友達とも無理矢理セックスをさせられていたそうなんですね。で、いい加減、耐えられなくなって、兄やSMの客などを刺殺しちゃったワケです。クライマックス、彼女は母親を殺したクジャビアを地下鉄の坑内に呼び出して刺殺しようとするんですが、それを止めに来たラングレンにこんな台詞を言うんですよ↓


「ずっと耐えてきたわ」
「母親が殴り殺され、虫ケラみたいに捨てられても」
「義父の薄汚い欲望にも歯を食いしばって耐えたわ」
「あなたのお兄さんに言われるまま、彼の友人を体でもてなした」
「一体、いつまで私の地獄は続くの?



スゲー可哀相でした (ノД`) 地下鉄の坑内の雰囲気といい、ヒロインの告白振りといい、ちょっと最近観た「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」を思い出しちゃいましたね…。で、ラングレンが「自首しろ」と言うのも聞かず、アイリーンはクジャビアに襲い掛かるんですけど、アッサリ返り討ちにあって、逆に殺されそうになったのでラングレンがクジャビアを射殺。ラングレンは「もう大丈夫だ、俺がいる」なんて言っちゃうワケですが、クジャビアの死を偽装して実家に戻ると、そこにはもうアイリーンはいなくて…。ラングレンが椅子に座って、犬を撫でて、映画は終わってました。


クライマックスの地下坑道はこんな感じ。
クライマックスの地下坑道

哀愁が漂うラングレンの背中…。
哀愁漂うラングレン


どうです? 実にハードボイルドというか、フィルムノワール的な感じがしませんか? 若干の格闘アクションやカーアクションはあるものの、クライマックスではアクションシーンが全然ないし。しかも、この映画のラングレンに超人的な強さはなく、コンウェイの手下どもにリンチされてしまう程度の戦闘力しかないというのも実に珍しい。体当たりのSMプレイ、ハードなセックスシーン、最後の「法の正義よりも愛を優先してしまうというオチ」なども今までのラングレン映画にはなくて、僕的には「ラングレン自身が新境地を切り開こうとした作品だったのでは?」と思ったりしました。


ラングレンが雑魚にリンチされるのは結構珍しいシーン。
リンチされるラングレン!


ただ、非常に残念なことにあまり面白くはないんですよね…。ラングレンが演じる主人公が恐ろしくバカで行き当たりばったりの行動しかとらないんですが、それがたまたま上手くいくみたいな展開ばかりなので、観ていて基本的にイライラするんですよ。というか、そもそも脚本自体が恐ろしく適当で。舞台を1977年のボストンにした意味があまり分からないし、アル中設定も中途半端な扱いだし、「ある雨の晩、売春婦を集め讃美歌を歌わせて、その晩、町を出た」という警察を辞めた理由も陳腐だし、ダニエルズ(ゲイリー・ロビンス)という巨漢の用心棒が実は「67年のクルーザー級チャンピオンで知り合いだった」というくだりも意味不明としか言いようがないし…。

オチだって、真犯人が予想通りアイリーンだったのは別に良いですけど、「彼女がどうやって犯行をしていたのか?」が一切説明されないのはどうかと、「フランシスは結局どういう役割を果たしていたのか?」とか「女性1人であの犯行が可能なのか?(死体遺棄が無理そう)」とか「殺人時のフィルムを警察に渡したのは誰なのか?」とか「そもそも犯行場所も相手も限られるんだから、警察が逮捕できたんじゃないの?」とか、もうツッコミどころがすさまじく多いワケです。

あと、同じアンソニー・ヒコックス監督の「ストーム・キャッチャー」を観た時にも感じたことですが、ユーモア要素を入れるところが微妙に間違っているというか。例えば、2番目の犠牲者の死体は頭がグチャグチャに潰れていて、ラングレンが「身元を隠すために犯人がやったのか…」とか言うと、エディが「いや、たまたま来た車が轢いて潰れた」みたいなことをそれまでの映画の雰囲気とは違う“ちょっと愉快な感じ”で言うワケです。僕的には「えっ、これはギャグなの?」と戸惑ってしまったり…。

最後の方でも、ラングレンは売春婦のメアリー(サンディ・ロス)の家に何度も押しかけていて、彼女の首を絞めたりとかやりたい放題なので、いい加減キレたメアリーは銃でラングレンを撃つんですね。すると、ラングレンは彼女をアッサリ射殺しちゃって。で、クライマックスで殺したクジャビアの死体を部屋に持ってきて、心中を偽装するんですが…。確かにこの2人は悪人だからこういう映画では死ぬのも仕方ないかもしれませんが、ラングレンがとぼけた表情で「ロミオとジュリエット?」とか言うと、エディが「その通り。悲恋の末の心中だ」なんておどけた感じで応えたりするのは、さすがに酷くて笑うどころか「ふざけんな!」というか。大体、くすぐろうとしただけで射殺されたフランシスは、結局、無実っぽいんですけど…。そのことを全然気にしない感じとかも心から不愉快でしたね。


微妙におどけた感じなのが本当にムカつきました。
ヤレヤレですな


そして、この映画の最大の失敗は、ラングレンにこの話の主人公は合わなかったということです。肉体派アクション俳優のイメージが強すぎて、全然弱そうに見えないのに弱いから、なんか間抜けに見えちゃうんですよね。例えばこれがブルース・ウィリスとかニコラス・ケイジとか竹中直人さんだったら普通に観られたと思うんですが…。SMシーンとか体を張って頑張ってただけに、ちょっと可哀相ですが、非常に無理があったのではないでしょうか。

ただ、ラングレン史の中ではかなり重要な作品という気はします。ラングレンが亀甲縛りで吊るされるのは実に貴重なシーンだし、オッパイの露出率もかなり高いし、ラストの余韻自体はそんなに悪くないので、興味がある人は観ても良いんじゃないですかね。




アンソニー・ヒコックス監督のカルト・ホラー。未見ですが、ちょっとだけ興味あったり。

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2011/06/22 22:54 | 映画(2010)TRACKBACK(0)  TOP

リトルトウキョー殺人課(ネタバレ)/ありがとうドルフ・ラングレン特集

リトルトウキョー殺人課※この記事は、2010年9月23日にアップしたものです。

リトルトウキョー殺人課
リトルトウキョー殺人課 [DVD]

原題:Showdown in Little Tokyo
1991/アメリカ 上映時間79分
監督・製作:マーク・L・レスター
製作:マーティン・E・カーン
脚本:スティーヴン・グランツ、キャリオペ・ブラットレストリート
出演:ドルフ・ラングレン、ブランドン・リー、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、ティア・カレル、トシロー・オバタ、フィリップ・タン、ロドニー・カゲヤマ
(あらすじ)
ジャパニーズ・ヤクザに支配され、凶悪な犯罪都市に変貌したL.A.リトルトウキョー。ロス市警の刑事ケナー(ドルフ・ラングレン)は相棒のジョニー(ブランドン・リー)と共にヤクザ顔負けの強引な捜査で組織壊滅を狙う。そしてついに組長と対峙の時を迎える。ケナーは両親を惨殺した男と同じ刺青を組長(ケイリー=ヒロユキ・タガワ)の体に見つけ、正義感を超えた怒りを燃え上がらせる!(以上、amazonより)

予告編はこんな感じ↓




85点


前に観たことがある作品でも、もう一度見直すことにしている「ありがとうドルフ・ラングレン特集」ですが、今回の「リトルトウキョー殺人課」は本当に大好きな映画なので、何度観たって無問題! 相変わらず素晴らしかったですよ!

何が素晴らしいって、まず僕は“日本文化を誤解した感じの映画”が大好きだし、日本語がペラペラという設定のラングレンが実にキュートだし、ヤクザのボス役のケイリー=ヒロユキ・タガワも大好物の俳優だし、そして、何よりもラングレンの相棒役をあのブランドン・リーがやっているワケでして…・°・(ノД`)・°・ 僕的には本当に褒めるところしか見つからない映画であり、僕が今さら書くまでもなくほとんどの人がこの映画の素晴らしさを知っているとは思いますが(Wikipediaにツッコミどころが載っているのもうれしい)、とりあえず好きなシーンの画像を序盤から最後までバシバシ貼ってみますね↓


オープニングは和彫りが入った筋肉のアップ。すでに何かがおかしい感じ。
ヤクザの上半身

「オヤブンハダレダ?」「ホントノーコトー、イェー」など、ケナー刑事のカタコト尋問がたまりません。
ホントノコトイエー

警察に捕まったヤクザは名誉を守るため、自ら首の骨を折って自害! 極道幻想が高まりますな~。
自ら首を折るヤクザ!

弱小ヤクザのタナカ(フィリップ・タン)が車ごと潰されるシーンですが…。マネキン丸出しだよ!
車ごと潰れるシーン

日本人の娯楽の殿堂“盆栽クラブ”に行くと、そこでは女体盛りが!
女体盛り

しかも、女相撲まで! 顔を白く塗っているのも良い感じ。
女相撲

ヤクザに囲まれるも「ろさんじぇるすノ警察官ヲ2人モ殺スノハ、イクナイ!(・ A・)」と、この場を収めるケナー刑事。
ヤクザに囲まれて…

自殺する寸前で止められるミナコ(ティア・カレル)。劇中では「切腹」ということに。黒木メイサさんに似てるような。
自害する瞬間!

ケナー刑事の家に行くと、コタツに布団をかけないで使ってました。
コタツ

お風呂は外にあるんですね~。気持ちよさそう。
露天風呂

その手の趣味の人にはたまらない拷問シーン。それにしてもラングレンは短パン率が高いような。
拷問のピンチ!

ヨシダのアジトに殴り込みに行くラングレン…。衣装が間違いすぎてて、逆に正しい気がしてきた!
間違った格好

アキレス腱固めを決めるブランドン。この時代に足関節を取り入れるとは、さすが龍の血が流れる男よ…。
アキレス腱固め!

ラストは日本刀バトル! どっちも頑張れ!
日本刀バトル

刺されて磔にされた挙げ句、グルグル回って爆死。なんかガンバルマンを彷彿させる死に様ですな。
ガンバルマン

最後はみんながお辞儀して感謝…って、なんだこのオチ。
なぜかお辞儀


初めて観た時は、復讐に燃えるケナーに対して相棒のジョニーが「法に基づいて正当にやるつもりだろ?」「奴を逮捕したらスシでも食いに行こう」みたいなことを言ってたので、すっかりそういう展開になるんだろうなと思ってたら、結局、皆殺しにしてたので、ちょっとビックリした記憶があります(しかも、ジョニーも殺さなくても良さそうな奴に「死ぬ権利もある」みたいなことを言って、率先してトドメを刺してました)。でも、まぁ、トンデモB級アクション映画として割り切れば、実に愉快な作品ではないでしょうか。

ちなみに、画像こそ貼りませんでしたが、この映画は景気の良いアクションだけではなく、首チョンパや手首切断、指詰めシーンといったグロ描写もあるし、全体的にオッパイ率も高いので(プールでのパーティシーンとかエンジェルとか盆栽クラブのシーンとか露天風呂&セックスシーンとか。ただ、ティア・カレルのオッパイは本人じゃないっぽい)、そういう点でも男子にはオススメです。あまり期待せず、優しい気持ちで観てくださいな~。




マーク・L・レスター監督作。公開当時、中学生男子の9割がハートを奪われた名作。



ブランドン・リー主演作。ラスボスとのタイマンシーンで未来を感じた時、あなたはもういなかった…。



ブランドン・リーの遺作。涙ナシでは観られません…。



ケイリー=ヒロユキ・タガワが三島平八役で出ています。映画の感想はこんな感じ。

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2011/06/22 21:58 | 映画(2010)TRACKBACK(0)  TOP

エンター・ザ・ボイド(ネタバレ)

エンター・ザ・ボイド※この記事は、2010年6月7日にアップしたものです。

エンターザボイド

原題:Soudain le vide
2010/フランス 上映時間143分
監督・脚本:ギャスパー・ノエ
出演:ナサニエル・ブラウン、パス・デ・ラ・ウエルタ、シリル・ロイ
(あらすじ)
東京にやってきたばかりのドラッグ・ディーラーの兄オスカーと、ナイトクラブでストリッパーとして働く妹リンダ。ある日、オスカーは警察の捜査に遭い、拳銃で撃たれてしまう。遠のく意識の中、リンダのことを強く思ったオスカーの魂は現世にとどまり、東京の街をさまよい出す。(以上、エイガ・ドット・コムより)

予告編はこんな感じ↓




50点


高評価する人もいるし、「こういう映画も観ておいた方が良いのかなぁ…」と思って、シネマスクエアとうきゅうで観てきました。感想は「スゴイとは思いましたけど…」って感じですかね。ちなみにギャスパー・ノエ監督の作品は「カルネ」「カノン」を観ている…ハズなんですが、残念なことに「確か馬を解体してたっけ」程度しか覚えてなかったりします…。

パンフレットによると、映画評論家・塩田時敏さんの知人が「キューブリックが丹波哲郎の『大霊界』を撮ったみたいだ」と語っていたそうですが、本当にそんな感じというか。話自体は「死んだ兄の魂が東京の街を彷徨いまくった挙げ句、妹の子供として生まれ変わる」というだけなんですが、映像がとにかくスゴかったですね。公式サイトには「2010年SEXとマジックマッシュルームの旅」「驚異の【マジック マッシュルーム3D】映像体験」とか書いてあって、伊藤英明さんなら詳しいのかもしれませんが、僕はやったことがないのでサッパリというか(いやらしい文章)。まぁ、感覚がおかしくなったりすることはありませんでしたけど、確かに映像自体には心から感心させられましたね~。

映画が始まると、いきなりスゴい勢い&異様なテンションでスタッフロールが流れたりして。それが終わると、カメラはずっと主人公の視点なんですよ、映画が終わるまで(ちなみに「THE END」ならぬ「THE VOID」という文字が出てエンドロールなしで終了してました)。高度なCGやら編集技術やらを駆使したみたいなんですが、「いや、大したモンだなぁ」とちょっと感動しました。主人公が警官に射殺されて(念のため書いておくと、あんな状況で発砲する日本の警官はありえませんが、監督はそれを知りつつも、あえてそうしたとか)、そこからは歌舞伎町やら東京の街やらを浮遊しまくるワケですが、それが「どうやって撮ったの?」と思うほど不思議な映像だったりして(神野彰さんというクレーンオペレーターの人がクレーンやリモートヘッドなど駆使したそうな)。その他、エロ度とグロ度もそれなりに高かったりするのは僕好みだし、よく行く歌舞伎町の街並みをスクリーンで観るだけでも意外と楽しかったり…。最後、視点が妹の子宮の中に入って、男性器が射精する瞬間を大画面で見られたのも面白かったです。


ちなみにバー「ボイド」があった場所。
映画の舞台


ただ、正直、長かったなぁと。僕個人の資質の問題なんですけど、やっぱり物語的な求心力がなくて映像だけだと飽きてきちゃうというか。途中、ちょっと寝そうになりました…すみません。でも、映像自体は本当に面白かったので、興味があるなら一度は観ても良いんじゃないですかね。




ギャスパー・ノエ監督作。未見なんですが、レイプシーンがキツそうですな…。



大霊界シリーズのコレクターBOX。値段に驚いた!(って、別にうまくないですな…)



「燃えドラ」の英題が「ENTER THE DRAGON」なのは常識ですよね。



シャノン・リー主演作。父が龍なら娘は鷲だ! 邦題を付けなかったのは坂口征二さんの「燃えよ荒鷲」があったからかしら。



ジャッキー・チェン製作ですよ! って、未見だったりします…。



こんなゲームもありましたな。「リローデッド」の前日譚だそうで。

テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

2011/06/15 10:39 | 映画(2010)TRACKBACK(0)  TOP

マーターズ(ネタバレ)/キツそうだから観たくなかった映画特集



マーターズ※この記事は2010年2月4日にアップしたものです。



原題:MARTYRS
2007/フランス・カナダ 上映時間100分
監督:パスカル・ロジェ
出演:モルジャーナ・アラウィ、ミレーヌ・ジャンパノイ、カトリーヌ・ベジャン、イザベル・ジャス、エミリー・ミスクジャン、マイク・チャット、ガエル・コアン、アニー・パスカル、ジェシー・パム、エリカ・スコット
(あらすじ)
1970年代のフランス、何者かに拉致監禁され、長期にわたり虐待を受け続けた少女リュシー(ジェシー・パム)は自力で逃げ出し、傷だらけの状態で発見される。養護施設に収容された彼女は心を閉ざしていたが、同年代の少女アンナ(エリカ・スコット)にだけは心を許していた。15年後、リュシー(ミレーヌ・ジャンパノイ)は自分を監禁した相手を発見し、猟銃を手に犯人宅を訪れる。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




50点


※今回の記事には残酷な表現や若干グロい画像が含まれているので、苦手な人は読まない方が良いかと思われます。


僕は映画の人体破壊描写は大好きなんですが、拷問シーンを観るのは苦手だったりします。お互いに“戦う”という合意の上での首チョンパなどは大好物なんですが、一方的な陵辱を観るのは本当にキツいというか(まぁ、普通はそうだと思いますが)。しかも、それをやられるのが女性だったりしたらなおさらでして。だから、この「マーターズ」シアターN渋谷でレイトショー公開されていた時は、ちょっと興味はありつつも「たぶん耐えられないだろうな」と思ってスルーしたんですね。で、今回観た感想ですが、思った通りキツかったです。

まず冒頭、虐待された少女・リュシーが逃げ出すシーン。その痛々しい姿と走りっぷりがリアルすぎて、開始3分で観るのをやめたくなりました。とにかく哀れなんですよ…。もうね、可哀想で可哀想で仕方なくて、そんなことをした奴に対する怒りがこみ上げてくるというか。

タイトルが出た後は平和な一家が登場。ほのぼのとした会話をしていたら、成長したリュシーがやって来て猟銃で皆殺し! まぁ、ここら辺は知っていたからあまり驚かなかったけど…。そこに親友のアンナ(レズっぽい)が合流するも、「殺した夫婦が犯人」というリュシーの主張には半信半疑だったりして。しかも、リュシーは「監禁されていたところから逃げ出す時に同じように捕まっていた女性を見捨てた」というトラウマを抱えていて、そのせいで“傷だらけの全裸女に襲われる妄想”をしながら自傷行為をするようになり(この妄想全裸女が本当に怖い)、すったもんだの挙げ句、自殺しちゃうんですね。

ここまでで、かなりイライラしました。2人ともよく分からないけどやたらノンビリしてるんですよ。ベタで野暮なツッコミなのは百も承知ですが「警察呼べよ」「そんなところで寝泊まりすんなよ」と思ったり。リュシーが自殺した後、独りぼっちになったアンナは泣きながら母親に電話したりするんですが、「さっさと帰ればいいのに…」としか思えないというか。

ただ、ここからの展開には非常にビックリしました。物音がしたので地下に行ったら、残酷写真が良い感じに展示してあって、奥には“大きめのホチキスみたいなモノで頭に金属製の目隠しを取り付けられた全身傷だらけの女性(しかも気が狂ってる!)”がいたりして。この女性のビジュアルが本当に最悪で、観ているだけで痛い、痛い。リュシーの主張通り、この家の夫婦は酷い奴らだったんですね。僕的には「よし、今度こそ警察に電話だ!」と思うんですが、なぜかアンナは自分が面倒をみようと風呂に入れるんだけど、これがまた痛そうで…。観ながら「さっさと警察に連絡して医者呼んでやれよ!」と腹が立ちましたね。


地下に監禁されていた女性はこんな感じ。痛々しいことこの上なし。
痛そうなポスター


そんなことをしていたら、いきなり武装した集団がやってきて傷だらけの女性を射殺。“マドモワゼル”というババアが出てきて、親切に説明してくれました。なんかコイツらの組織は“殉教者=マーター”を作りたいんだとか。拷問にあった人たちの写真を見せて「ホラ、死ぬ間際なのに目がキラキラしてるでしょ? これは何かが見えてるのよ」的なことを偉そうに言うんですよ。要は、金持ちサディストたちの組織は「死ぬ間際に何が見えているのかを知りたい」ってのが目的なんだそうで、「ホステル」に出てきた組織より動機がイマイチだと思いました。正直、「もっと別な方法あるんじゃないかなぁ」というか。いわゆる“殉教”と“何の関係もない人に一方的な暴力を加えること”はまったくの別物ですよね? まぁ、ホラー映画にそんなことを言っても仕方ないんですが、僕的に“マドモワゼル”の理屈はかなり不快で気に食わなかったです。

で、今度はアンナの拷問がスタート。両手を鎖に繋がれて、髪を切られて、いかにもタフな感じの男に一方的に殴られる殴られる…。抹茶プティングみたいな不味そうな食事を与えられつつ、とにかく殴られまくりで、僕のストレスは溜まりまくり…。本当にキツかったですよ。繋がれている鎖がかなり長いので、『96時間』のリーアム・ニーソンだったら、鎖を相手の首に巻きつけて…」などと妄想しつつも、アンナ役を演じているのがリーアム・ニーソンではないので、当然ながらそんな逆転劇は起きないワケでして。最後は全身の皮を剥がされちゃってました…。もう酷すぎるよ(ノДT) こういう時って、「映画の中に入って僕が助ける」的な心理状況に陥りがちですが、今回も心から思いましたね。そして、“タフな感じの男”が非常に強そうなので、「どうすれば勝てるか」と真剣に考えたりもしました(僕的には「まぁ、通報すれば良いかな」という結論)。

全身の皮を剥がされたアンナが恍惚の表情を浮かべたから、金持ちサディストたちは大騒ぎ。“マドモワゼル”は急いで駆けつけて、アンナに「何が見えたの?」と聞くと、アンナはボソボソっと答えるんですけど、その台詞は観客には聞こえなかったりして…。場面変わって集会シーン。執事みたいなジジイが「アンナに尊敬の念を持ってください」「17年間で殉教者のレベルに達したのは4人で、証言したのは今回が初めて」「今から“マドモワゼル”がそれを発表します」みたいなことを集まった金持ちどもに説明。トイレで準備中の“マドモワゼル”を呼びに行くと、“マドモワゼル”が「死後に何があると思う?」って聞いてくるんですよ。ジジイが「さあ?」と答えたら、ババアは「疑いなさい」と言って口に銃を突っ込んで自殺。「“マーター”って単語は殉教という意味で、語源のギリシャ語では“証人”を意味する」なんてテロップが出た後、皮を剥がれたアンナを映してから、エンドロール(「ダリオ・アルジェントに捧げる」なんて一文も入ってましたな)。この後半の怒濤の展開、僕はかなり不快でしたよ。

“アンナが見た光景”ってのが白っぽくて光が射してる感じで、ベタな臨死イメージ描写で安っぽいというか。アンナが話した内容が明かされないのも、結局、監督が思わせぶりにしたかっただけのような感じがして、なんかイラッとするというか。殉教とかいろいろキーワードを並べたかっただけで、深いことはまったく考えていないような。最後の“マドモワゼル”の自殺なんて思わせぶりだけど、オチがつかないから殺しただけなような…。

でも、好意的に考えると、それだけアンナの一言には破壊力があったのかもしれません。要は、“非人道的な拷問集団にリュシーと自分の人生をメチャクチャにされたアンナの復讐の一言”ということです。そうすると、エンドロールで流れる“幼いころのアンナとリーシュが遊んでいるシーン”がまた違う意味を持ってくるワケで。では、どんな内容だったのか、ちょっと考えてみました。

1 反逆していた

クソバカ野郎

耳を澄まして聞こえてきたのは「マ…マドモワゼルの…ク・ソ・バ・カ・ヤ・ロ・ウ…」のキツい一言。確かにあんな酷い目に遭わせておいて「教えて」だなんて都合が良すぎですよね。恥をかかされた“マドモワゼル”は、期待に胸を膨らましているみんなに言うに言えなくて自殺。

2 ボソボソ言ってみた

聞こえんなぁ

アンナは復讐のために“ちょっとボソボソ言っただけ”だった。“マドモワゼル”は「よく聞こえなかったのは自分の耳が悪いせいだ…」と思って、「実は聞こえなかった」と、期待に胸を膨らましているみんなに言うに言えなくて自殺。

3 見たままを言ってみた

デカイッスね

実はアンナ自身、白っぽいものが見えただけだったので、そのまま「白っぽかった」と伝えてみた。17年間で初めての証言なのにそんな内容でガッカリした“マドモワゼル”は、期待に胸を膨らましているみんなに言うに言えなくて自殺。


…なんかどうでも良い話を書いているウチに何が何やら分からなくなってきましたが、「キツそうだから観たくなかった映画特集」の1本目は、ストーリーはちょっと意外性があって面白かったし、ビジュアル的にもスゴかったけど、とにかく僕的にはキツい映画でした…。正直、こういうのが得意な人以外は観ない方が良いと思います。




パスカル・ロジェ監督作ですが、あまり評判は良くない様子。



拷問映画なのにスカッとするという不思議な映画。僕的にはやっぱりキツいところも多かったです…。

テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

2011/04/02 11:28 | 映画(2010)  TOP

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