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エイリアン・ビキニの侵略(ネタバレ)

エイリアン・ビキニの侵略

エイリアン・ビキニの侵略

英題:Invasion of Alien Bikini
2011/韓国 上映時間75分
監督・脚本:オ・ヨンドウ
製作:ジャン・ヨンジュン
撮影:グ・チュンモ
音楽:キム・ジャンユン
出演:ホン・ヨングン、ハ・ウンジョン、チェ・ヨンジョ、ジョ・ワンヨン、ソ・ビョンチョル、キム・ヒョンテ、キム・ソンミン
(あらすじ)
絶世の美女の姿をしたエイリアンのモニカ(ハ・ウンジョン)が純潔な精子を求めて地球に降り立ち、30歳の童貞青年ヨンゴン(ホン・ヨングン)に狙いを定める。モニカが身ごもると地球が滅亡してしまう上に、本当に愛する人に出会うまで純潔を貫くことを誓っていたヨンゴンは、セクシーなビキニ姿で誘惑してくるモニカから貞操を守るために奮闘する。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※今回の記事は、下ネタなどが書かれているため、女性やそういう文章が苦手な人は不快になる可能性があるので、読まない方が良いです。
※今回の記事は、「ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン」のネタバレにも触れているので、知りたくない人は読まない方が良いです。


ハッキリ言って、狙ってる感はあるけどさ、タイトルが素敵だなぁと思って。なんて言うんでしょうか、ビキニという単語にはどうしても胸がときめいてしまうじゃないですか(「ビキニ環礁核実験」という不穏な言葉にすら妄想の余地がある)。さらに小耳に挟んだ「ビキニ姿の美女エイリアンとセックスすると地球が滅亡する」というストーリーも男子的にはグッときてしまう…。僕の中の“何か”がビクンと反応するというか、胸の奥底から暴れ馬が走ってきてしまうんですYO!ヽ(`Д´)ノ


迫ってくる暴れ馬!(「凄ノ王 (1) 」より) 小学生の時に読んで、この後のシーンは超トラウマになりました…。
暴れ馬by凄ノ王


エイリアンとの性ーー。それを初めて意識したのは、映画館で「スペース・バンパイア」予告編を観た時でしたね…(しみじみ)。ヘンリー・マンシーニが作曲した勇壮かつ軽快なテーマ曲が流れる中、全裸の美女エイリアンが男性の精気を吸い取りまくるワケですよ。小学生か中学生くらいだった僕は超衝撃を受けまして。結局、「女性の全裸は見たいけど、怖い… (ノДT)」って感じで観に行かなかったんですけど、友人と「全裸の美女エイリアンに襲われたらどうする?」「アソコがどうなってるか確認してから逃げる」という非常に偏差値の低い会話を交わしたことを覚えております。


一応、「スペース・バンパイア」予告編を貼っておきますね↓




時が経ち、いろいろな挫折や失敗を繰り返しながら生きてきて、愛する素敵な女性と結婚して、可愛い娘も生まれて。もうね、さすがに大人になっているハズなのに…なぜですかね? なぜこうも「ビキニ姿の美女エイリアンとセックスすると地球が滅亡する」なんて映画が気になってしまうのか!? 僕は、その答えを見つけるため、シアターN渋谷に行ってきました(ちょっとカッコイイ感じの書き方)。スゲー変な映画でしたよ。


なんと女性はビキニ姿でくればタダで観られる! 男性はダメなので気をつけて!
ビキニだとタダ!

記事の切り抜きも貼ってありました。
記事の展示


「エイリアンとセックスすると人類滅亡」って設定自体は、確か「レベルE」に似た話があったと思うんですが、この映画が新しいのは「美女エイリアン・モニカに狙われる主人公ヨンゴンが“純潔を大事にする童貞”だった」という点。モニカは婚前交渉を嫌がるヨンゴンから精子を入手すべく、さまざまな手段を講じるんですよ。


主人公ヨンゴンは勝手に自警団的な活動をしているボンクラ。この構えから繰り出す格闘アクションは見応えアリ。
独自の構え

そんな彼に救われたエイリアンのモニカ。彼女に迫られたら蒸着並みのスピードで浮気する自信があります(キッパリ)。
美女エイリアン・モニカ


モニカが誘惑したり責めたりして、ヨンゴンが我慢するくだりは本当に羨ましい愉快でして…。僕的にはこの一連のシーンだけで、十分、元が取れました (´∀`) いや、ハッキリ言って、小池一夫先生の原作漫画じゃないんだから、緊縛されていろいろされたら簡単にエレクチオンするだろうし、アッサリ射精しちゃうとは思うんですけど、そこは映画ということでね。


緊縛されたヨンゴン。そ、そんなに興味ないけど、どうしてもって言うならこういうプレイを試してもいいカナー (・ε・)
緊縛プレイ

非協力的なヨンゴンに苛立つモニカはこんな感じでした(画像はこちらの素敵なサイトからお借りしました)。
どうしてエレクチオンしないの!


ただ、ブチキレたモニカが「人間の男を絞殺すると、死ぬ時に精子を出すから、もう殺す!ヽ川`Д´)ノ」みたいなことを言い出して、ヨンゴンの首を絞め始めたあたりから、話のムードがおかしくなりまして。「実は自分を虐待していた父親を殺していた!」というトラウマが甦り、ヨンゴンは自力でロープを切って逆襲。錯乱状態でモニカを瀕死に追い込み、そのままセックスしてしまうという…。なんか映画が唐突に凄惨な雰囲気になったので超ビックリしました。


「絞殺すると精子を出す」というのは乱暴な理屈。確かに瀕死の時、藤木源之助は粥のごときものを出してましたが…(「シグルイ」より)。
粥のごときものが…


結局、モニカは地球を滅亡させるエイリアン(ホン・ヨングン二役)を生んで死亡。部屋にやってきた政府の組織の人間たちから事情を聞いたヨンゴンは、地球を守るべくタイマンを挑むんですが、そのエイリアンが生まれて時間が加速したことで、ヨンゴンは一気に老化(ここら辺のシーンは結構カッコ良い)。超スピードで時間が経過して、地球は滅びた…と思いきや、「映画冒頭のシーンに戻る→世界が一巡した!? Σ(゚д゚;)」という「ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン」の終盤を思わせる感じで、映画は終わってました。いや、このオチにはかなり度肝を抜かれましたよ。「エイリアン・ビキニの侵略」なんてタイトルの映画で、まさかこんな展開を見せられるとは…。

とりあえず低予算の割には非常に頑張ってたし、意外と格闘アクションがしっかりしていて面白かったし、お話の先も全然予想つかなかったし、なかなか良い映画だと思うんですが…。正直なところ、不満もありまして。まず、「トラウマが甦る→モニカを半死半生に追い込む→セックスする」というシーンが凄惨…というか、“死姦”を連想しちゃって気持ち悪かったです…。大丈夫な人もいると思いますが、僕はそれまでの愉快なトーンが大好きだっただけに、ちょっとゲンナリしましたね。

あと、もう1つの不満は、エイリアンがビキニ姿じゃないということ。「下着姿なんだから、むしろオトクな気分じゃないの!ヘ(゚∀゚*)ノ」という方もいらっしゃるでしょうし、その気持ちも分からなくはないんですが、やっぱりビキニと下着は“似て非なる物”であり、その意味合いが全然違ってくるというかね。下着は“最後の砦”感が強くてドキドキしちゃいますけど、ビキニの場合はさ、基本的には“大っぴらに見せるもの”であり、もっとアクティブなアクションを期待しちゃうじゃないですか。だから、ビキニじゃなく下着だったのはどうしても失望せざるを得ない…って、誰も共感してくれない心底愚かな文章を書いている気がしてきました… ('A`)


何はともあれ、世界的に有名なエイリアン・ビキニと言えるこの御方の画像を貼っておきますね。うっふん。
ラムちゃん


まぁ、ストレートに本音を書くとオッパイの1つでも見せてほしい気がしないでもないような気がしないでもなかったけど、でも、予想外に面白い作品でしたよ。シアターN渋谷はサービスデーも充実してるし、女性はビキニ姿で行けばタダだということでね、気になっている人は劇場へどうぞ~。




オ・ヨンドウ監督も参加したオムニバス・ゾンビ映画。かなり気になっております。



トビー・フーパー監督作。結構好きです。



なんとなく思い出した映画。ナスターシャ・ヘンストリッジのヌードは宝物。

テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

2011/11/04 21:53 | 映画(2011)TRACKBACK(0)  TOP

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