最後の1本~ペニス博物館の珍コレクション~(ネタバレ)
※今回の記事には、チンコの画像が貼ってあるので、そういうのが苦手な人は読んじゃダメ!
※今回の記事は、映画の感想云々よりも42歳の中年男性の性事情や下ネタなどが非常に多く書かれているので、そういう文章が苦手な人は読まない方が良いです。
※今回の記事は、漫画版「タイガーマスク」のネタバレに触れているので、気をつけて!
<僕がこの映画を観るに至った動機>
なんとなくセガレのことばかり考えている範馬勇次郎を貼っておきますね(「範馬刃牙」第29巻より)。
これから「えっ、なんでそんなこと書くの?( ゚д゚) バカナノ?」と思われそうな文章を垂れ流しますね(苦笑)。奥さんが娘のマナ子(仮名/4歳)を妊娠したことが発覚した2010年の10月からセックスレスでして。そうなった原因を挙げるとするなら、「奥さんの精神状態が母親モードになってしまった」「子どもが寝ている近くでするのはイヤ」「今のところ、2人目は予定していない」といったところ。当時の僕は月に一度できればいいや程度だったんですが、まったくできないとなると性欲というのは高まるもので、iPhoneに“オカズ”を隠せることを発見した現在、いい歳ながらシャバドゥビタッチすることも少なくないのです(「ウィザード」ファンが怒りそうな使い方)。
例えば、突然、車にはねられたとしても…(「タイガーマスク」第7巻より)。
瀕死の伊達直人が虎の仮面を川に捨てたように、僕も死に際でiPhoneを捨てる覚悟は常に抱いております。
で、夜な夜なそうしていると、「コイツにも世話になったなぁ」と感慨深くなることが増えましてね。男性器、チンチン、チンコ、チンポ、イチモツ、ポコチン、ペニス、陰茎、肉棒、息子、セガレ、愚息、ジュニアなどなど、呼び方はいろいろありますが、自分が中年になってみると、この器官を「息子」に重ねたくなる気持ちはわからないでもない(息子はいないけど)。小学生のころに「布団に押し付けると、なんかいい感じ… (´Д`;) ハァハァ」と気付き、中学生で精通を体験して以来、いろいろと振り回されてきたし、今も勝手に猛り狂って困る日がなくはないものの、いつしか大切な相棒となっていた己のチンコ。年々硬さが失われている今、「大事にしてやらねばならぬ…」としみじみ思ったりするというね。
板垣恵介先生の漫画を使って“性の目覚め”を表現すると、小学生の時の僕はこんな感じ。
中学生になると、いじり方を試行錯誤するようになり…。
夢精を経て、とうとう発見!
そして、日々精進するようになった…って、なんかすみません… (´・ω・`) スミマセン
そんなワケで、「観たい映画の覚え書き」では△マークだったものの、ふとこの“チンコを扱った映画”が無性に観たくなりまして。9月1日は映画の日=1100円で観られるということで、午前中、会社をサボッてスケジュールを上手く調整して、新宿シネマカリテに足を運んだのでした。
こういう大胆な展示をする姿勢、好きさ!
目立たない場所ながら、熱海秘宝館提供のオブジェが飾ってあったのも素晴らしい。
記事の切り抜きもありましたよ。
最後の1本~ペニス博物館の珍コレクション~
原題:THE FINAL MEMBER
2012/カナダ 上映時間73分
監督・製作:ジョナ・ベッカー、ザック・マース
出演:シグルズル・”シッギ”・ヒャールタルソン、パゥットル・アラソン、トム・ミッチェル
パンフレット:★★★★(400円/値段の割には情報量が多く、袋とじ加工してたりして好感が持てる)
(あらすじ)
アイスランドの港町フーサヴィークに世界で唯一の“ペニス博物館”がある。男性器の魅力に取りつかれた館主シグルズル・”シッギ”・ヒャールタルソンが、40年に亘り収集したほ乳類の標本を展示している。だが、彼には死ぬ前に是非とも叶えたい夢があった。それはヒトのペニスを展示すること。そんな中、二人の候補者が現れる。300人と関係を持ったという元プレイボーイの名士、95歳の《アイスランド代表》パゥットル・アラソン。そして、自らのペニスを“エルモ”と呼ぶ中年カウボーイの《アメリカ代表》トム・ミッチェル。ペニス人類代表として世界初の1本を目指す男たちの熾烈なバトルが幕を開けた……。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
70点
バカ負けしました (´∀`) タイシタモンダ
博物館の前にあるチンコ像のうしろでご満悦なシッギ館長の画像を貼っておきますね。
内容を適当に書くと、舞台はアイスランド。1974年、誕生日プレゼントに「牛のペニス」をもらったことがキッカケとなって、シグルズル・”シッギ”・ヒャールタルソンはあらゆる生物のチンコを集めるのが趣味になりまして。そのせいで家中がペニスだらけになってウンザリした家族のススメもあって、1997年にチンコの標本を展示する個人博物館を開館。最初は気持ち悪がられたものの、次第に「チンコがタブーなのはおかしい! (`・ω・´) キリッ」というシッギ館長の熱意が周囲に伝わって、多くの人に受け入れられるようになっていたのです。
シッギ館長。ちなみに日本でも紹介されたことがあったりして。
そんなシッギ館長の願いは「ヒトのペニスを飾ること」。ただ、生前に許可を得ていないと法的に展示が認められないということで、なかなか難しい。1996年にアイスランドを代表する冒険家で300人以上の女性と関係を持ったパゥットル・アラソンが名乗りを挙げてくれたものの、当時すでに80歳オーバーだったくせになかなか死なないからヤキモキしていたところ! なんと2001年にアメリカの巨根野郎トム・ミッチェルから「生きている間に切除してもいいですよ?( ´_ゝ`)」なんてオファーが届くというね。
最初に候補となった冒険家アラソン。若いころはモテモテのヤリチン野郎だったそうな。
それに対抗するのが巨根のアメリカ人トム。ヤリチンvsデカチンの果てしないバトルが今、始まる!
ただ、このトムはかなりイッちゃってる男。自分の18センチを越えるチンコに「エルモ」と名付けて可愛がっており、コミック化を考えていたりするほどなのです…(いや、読んでいる方は何が何やらかもしれないけど、本当にそういう考えの人なのよ!)。それほど愛しているチンコをなぜ切除するかと言えば、騎乗位の時に事故で骨折して尿の排泄が大変なこと、愛する「エルモ」に名声を与えてあげたいこと、そして「今まで女性に左右されてきたから… (´・ω・`)」ということであり、亀頭に星条旗のタトゥーを入れて準備は万端。あとは切除するだけだったんですが、しかし!
亀頭にタトゥーって、超痛いと思うんですけど… ('A`) イヤーン
トムの切除したいという思いを聞いて、「シグルイ」の牛股師範を連想いたしました。
「展示はこうしてほしい」「オフシーズンは返してほしい」などと注文を付けまくる上に、毎日2〜3通のメールを送りつけてくるので、シッギ館長は辟易してトムと距離を置くようになりまして。結局、2011年にアラソンが亡くなったので、念願のヒトのチンコをゲット!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ! 満足したのか、館長の座を息子に譲って引退することに。トムは超ションボリするものの、「エルモをヒーローとして描いたコミックの出版を頑張るッス」的なテロップが出て、映画は終わってましたよ。
最後に映るコミックの表紙。実際に作られたワケではなく、映画オリジナルですよね?
基本的には「どうかしている人を観る面白さ」に溢れている作品でして。まず、チンコを集めることに情熱を燃やすシッギ館長を観ているだけでもスゲー愉快。元教師で多くの著作を持ち、奥さんも子どももいる真面目な人の彼が、チンコのことで一喜一憂する姿は呆れて笑いながらも胸を打たれるというか。「自分が生きている間にヒトのペニスは手に入らないかもしれない… (´・ω・`)」と切なそうな顔を見せていた分、手に入った時の喜びようは超微笑ましかったですな。
ただ、今作の大部分の面白さを担っているのは、巨根野郎のトム。イヤな文章を書くと、たぶんチンコはデカいものの、逆にそれ以外に誇れる部分がないせいなのか、とにかく自分のチンコを飾ることに燃えまくってましてね。その姿は呆れて笑いながらもスゲー痛いというか。シッギ館長がいくら「ヒトのペニス」を飾りたくても、あんな“構ってちゃん”に付き合うのはキツイよなぁと。まぁ、彼の暴走は常に想像の斜め上を行く感じで、楽しかったですね。
勝手に展示する方法を提案してきたり、最新の保存方法を探してきたりする姿勢には…。
シッギ館長もキャプテン・ストライダムのようにドン引きでして。
こんな画像を次々と送りつけてくるに至っては…。
さすがについていけないのでした (・∀・) ソリャソーダ
ただ、正直、映画として動きのある部分が“トムの暴走”しかないので、73分でも若干長く感じちゃったかなぁ。つーか、ノンフィクションなだけに「“おかしなトム”を晒す映画」にも思えて、少し居心地悪かったところもあって。エンドクレジットで「エルモ」をコミック化してあげたのは、そんなトムに対するフォローに見えたんですけど、どうなんでしょうか。あと、これを書くと元も子もないんですけど、本物のチンコを観るのがキツかったです。よくよく考えればそんなにチンコLOVEじゃなかったというか、自分のチンコ以外には興味ゼロでしたよ(今さらな文章)。トムが亀頭に星条旗のタトゥーを入れる場面、大きなモザイクがかかって台無しだとは思いつつも、モロにチンコが大写しになってたら超ゲンナリしたんじゃないかしらん。
なんとなく猫を助けるエルモの画像を貼っておきますね。
人間じゃないチンコもグロくて苦手でした… ('A`) ウヘェ
それと、スゲー切なくなったのが、チンコのサイズについて。確かプロ書評家の吉田豪さんが「無根拠な自信を持っている男は巨根が多い」という説を提唱されていて、今作のトムは逆に「その自信があるが故に自己顕示欲が増幅して苦しんでいる人」にも見えたんですが、そのことは置いとくとして。なんとアイスランドには「短小男の妻がチンコの長さを理由に離婚訴訟を起こした」という民話があり(なにこの民話)、「法的な長さ」が決められているのです!m9`Д´) ビシッ ちなみに訴えられた短小男のチンコは7.6センチで、法的に認められている長さは12.7センチ。劇中でシッギ館長が「アラソンのチンコが法的な長さに達しているかどうか」で不安になったりする展開は面白いものの…(最後に「達していた」ことがわかる)。なんて生きづらい世の中なのか!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!
まぁ、僕の愚息が12.7センチを越えているかどうかは伏せておきましょう(苦笑)。ただね、よく“女子の本音”系記事に「太さじゃないよね 川`∀´) チンコ!」「フィット感だよね (´∀`し チンコ!」的な記述がありますけど、あれはウソだったの? 大好きな曲ではありますが、Mr.Childrenの「Over」の「顔の割に小さな胸」というあんまりすぎる歌詞のように、僕も「体の割には… (`∀´) アラアラ」的な扱いを受けたことがあるだけに(僕の愚息が12.7センチを越えているかどうかは伏せておくとしても!)、もうね、アイスランドの“小さめの男たち”を思うと涙が出てくるというか。ハッキリ書くぜ、アイスランドに生まれなくて本当に良かった… (ノω・、) アブナカッタ...
つい「顔の割に小さくて悪かったな!」と憎悪を燃やしてしまう名曲↓ 一応、「強がって憎まれ口を叩いている」という体ではあるのですが。
その他、「やっぱり母国人のチンコを飾りたいものなんだな」とか「アラソンのチンコを型取りする時、日本の技術者がいれば…」とか思ったりしたのはどうでも良いザンス。わけのわからぬ文章をダラダラと書いてきましたけど、バカバカしくも面白い映画でしたよ (o^-')b ヨカッタ! 都内での上映はすっかり終わってますが、興味がある人は機会があったら観ておくと良いです。ちなみにパンフレットは400円ながらも袋とじがあって熱海秘宝館の記事が載っていたりと、非常にオトクで良かったものの、ろくでなし子さんがコラムで自分の逮捕についてサラッと主張を書かれていたのは、あの逮捕の是非はともかく、映画にとっては雑音に感じてウザかったです、ごめんなさい。
袋とじの処理とか、超偉いと思ったんですけどね…。
おしまい!ヘ(゚∀゚*)ノ チンコ-!
なんと12月にDVDが発売予定…どころか、インスタントビデオだともう観られるのね!Σ(゚д゚;) ビックリ!
MP3版のサントラでございます。どんな曲が使われてたか、全然覚えてない…。
なんとなくタメになりそうなので貼っておきますね。
アイスランド初のスラッシャー映画。僕の感想はこんな感じ。
2015/09/18 20:05 | 映画(2015) | TRACKBACK(0) TOP
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