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AI崩壊(ネタバレ)

AI崩壊

AI崩壊ポスター

2020/日本 上映時間131分
監督・脚本:入江悠
企画・プロデューサー:北島直明
製作:沢桂一、池田宏之、菊川雄士、石垣裕之、森田圭、武田京市、弓矢政法、平野ヨーイチ、田中祐介、角田真敏、小泉貴裕
エグゼクティブプロデューサー:伊藤響、松橋真三
ラインプロデューサー:佐藤圭一朗
撮影:阿藤正一
照明:市川徳充
録音:古谷正志
美術:小島伸介
装飾:酒井拓磨
スタイリスト:荒木里江
ヘアメイク:本田真理子
編集:今井剛 
音楽:横山克
主題歌:AI 
スーパーバイジングサウンドエディター:勝俣まさとし
VFXメーパーバイザー:赤羽智史
監督補:岸塚祐季 
助監督:山岸一行 
制作担当:吉田信一郎
AI監修:松尾豊、松原仁、大澤博隆 
犯第心理学監修:越智啓太
警察監修:古谷謙一 
出演:大沢たかお、賀来賢人、広瀬アリス、岩田剛典、高嶋政宏、芦名星、玉城ティナ、余貴美子、松嶋菜々子、三浦友和、田牧そら、野間口徹、マギー、黒田大輔、酒向芳、毎熊克哉、MEGUMI、坂田聡、芦那すみれ、螢雪次朗、荻野友里、川瀬陽太
パンフレット:★★★★(820円/ネタバレ前提の作りは大好き。関係者インタビュー多めなのも良し)
(あらすじ)
2030年、天才科学者の桐生浩介が亡き妻のために開発した医療AI「のぞみ」は、年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴といった全国民の個人情報と健康を管理していた。いまや社会インフラとして欠かせない存在となった「のぞみ」だったが、ある時突然、暴走を開始。AIが生きる価値のない人間を選別して殺戮するという、恐るべき事態が巻き起こる。警察庁の天才捜査官・桜庭は、AIを暴走させたのは開発者である桐生と断定。身に覚えのない桐生は逃亡を開始する。桐生は「のぞみ」を管理するHOPE社の代表で、義弟でもある西村悟とひそかに連絡を取りながら、なんとか事態の収拾を目指すが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の“今週の課題映画”になったということで、本日は本作の感想をアップしておきますよ。昔々「SR サイタマノラッパー」に感動して以来、一応、入江悠監督作は劇場で観てきたから、「2020年2月公開で観たい映画の覚え書き」でも「絶対観る!」にチョイスしていたワケですけれども。そのタイトル&ビジュアルを観たら、勝手な「プラチナデータ」っぽさを感じたというか(この時はまだ観てませんでしたがー)、率直に書くと「つまらなさそう… (´・ω・`)」と思っちゃって、あまり食指が動かなかったのです。


映画自体はそれほど面白くなかったけど、このシーンはすごく好き(「プラチナデータ」より)。
プラチナデータ


とはいえ、入江悠監督のメルマガ「僕らのモテるための映画聖典」を読んでいたらその情熱にほだされてしまったので、観ることに決定。仕事で徹夜明けの2月21日(金)、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、会員サービスデーを利用しながら「前田建設ファンタジー営業部」「犬鳴村」と3本連続で鑑賞してきました。「ちょうどいい (´∀`) スキヨ」と思ったり。


UCシネマ系列の会員サービスデーは1100円で観られるので、一気に3本鑑賞したのです。
サービスデーなので3300円!

5番スクリーン、30人ぐらいはいましたよ、きっと。
5番スクリーン


鑑賞後の僕の気持ちを代弁するRHYMESTERの名曲を貼っておきますね↓




最初に身もフタもなく雑にストーリーを書いておくと、時は2030年、天才科学者の桐生浩介が亡き妻のために開発した医療AI「のぞみ」が暴走して、次々と「生きる価値がないと判断した人間」を殺し始めちゃうから、さぁ大変!(°д°;) タイヘーン! 警察に犯人と認定された浩介は逃亡するも、娘が「のぞみ」と一緒に閉じ込められて早く何とかしないと凍死してしまったりもするので、「のぞみ」を管理するHOPE社の代表兼義弟の西村悟と連絡を取りながら、事態の収拾を図るのです。で、あーだこーだあって西村悟は特殊部隊に射殺されたりしたけれど、結局は警察庁の天才捜査官・桜庭が自分の仕業だとベラベラ話してくれたり、家族の写真を「のぞみ」に見せたらほだされて正気に戻ってくれたりして、めでたしめでたし…ってな調子でございます、たぶん。


エンディングで流れるAIさんによる主題歌「僕らを待つ場所」を貼っておきますね↓




本作はいわゆる「逃亡者モノ」で、SF風味が合わさった作品では、洋画だと「マイノリティー・リポート」とか、邦画だと「プラチナデータ」とかを連想しちゃいますわな。そりゃあ、ハリウッド作品と比べちゃうと小規模感は否めませんが(汗)、なんて言うんですかね、美術やら何やらにチープさを感じなかったというか、それなりにリアリティのある未来世界を作り出していた印象。主人公の逃亡シーンも結構頑張っていて、入江悠監督が撮るアクションシーンは良いな…とあらためて思ったり思わなかったり (・ε・) ドッチダヨ 役者さんたちの芝居も良くて、大沢たかおさんのいろいろな表情が楽しめるのが愉快だっただけでなく、いけ好かない天才エリートキャラを演じた岩田剛典さんが素晴らしくてね…(しみじみ)。僕的には常にコブラを演じてほしい気持ちですが、とはいえ、良い役者さんだなぁと感心いたしました。あと、毎熊克哉さんが結構重要なキャラ(記者)を演じてたのも着実にキャリアを積んでいる感じがしてうれしかったですね〜。

まぁ、唯一感じた大きな不満を書くと、「AIがほだされるオチ」に関しては、僕的には大沢たかおさんと松嶋菜々子さん、そして田牧そらさんによる桐生ファミリーにすっかり感情移入していたのでノー問題なんですけれども(最後は泣きながら観てた)。ハッキリ言って、「ベラベラと本心を話してみたら中継されてたー!(°д°;) ゲェーッ!」ってオチには結構ガッカリいたしました。いや、まぁ、この手の「録音されてた or ネット等に中継されてた」的なオチって、あまり観たことがない人ならスムースに驚けると思うんですが、最近はこの手のオチを見飽きた感があるし(さすがにネタバレすぎるので作品名は挙げませんがー)、何よりも岩田剛典さん演じる天才キャラ・桜庭が桐生に自分の胸の内を話すシチュエーションが「それ、中継されてなくても、あの場にいる人間たちに聞かれるだけで十分アウトじゃね?」って思ったし、そもそもみんなが棒立ち状態でベラベラ話し出すのもウザかったし、全然乗れなかった…って、伝わりますかね。


終盤、桜庭がベラベラ語り出した時の僕の気持ちを代弁する宮本武蔵を貼っておきますね(「刃牙道」より)。
長いな話が


ただ、警察描写は意外とリアルだったし、三浦友和さんと広瀬アリスさん(水野美紀さんっぽくて素敵!)のバディ感が好きだったし、主題歌にAIさんを起用したのも好感が持てたし、何よりも昨今の「原作ありき」の企画しか通らなさそうな状況下でオリジナル脚本で勝負した入江悠監督の姿勢が好きだし、全体的には「ちょうどいい (´∀`) スキヨ」って感じだったというか、映画代分は満足できましたよ。僕的にはこのぐらいの和製アクションエンタメが適当に作られていったらいいなぁと。何はともあれ、過剰に期待しなければ普通に楽しめる作品だと思うのでね、気になる方はぜひ観てみてくださいな。




すでに配信がスタート&ソフトも販売中なのです。



本作のノベライズでございます。


サントラを貼っておきますね。
 


入江悠監督の前作。僕の感想はこんな感じ。
    


本作を観る前に観た大友啓史監督作。僕の感想はここの5本目。
 

2020/05/29 18:35 | 映画(2020)TRACKBACK(0)  TOP

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